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ノロウィルス(中国新聞12/28(火)掲載)

ノロ


ママ1
5歳の息子が通っている保育園で、ノロウイルス(小型球形ウイルス)が原因の嘔吐下痢症が流行しているそうです。ノロウイルスって怖いのですか。

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[広島市小児科医会の山本恵先生が答えます]

 ノロウイルスに感染すると突然嘔吐が何度もあり、あっという間に子どもがぐったりしてしまいます。感染力が非常に強く、集団感染も発生しやすいです。そのために怖がられていますが、死亡することはほとんどありません。

 嘔吐と発熱が1~2日が続き、約7日間、下痢になって水のような便が何度も出るのが主な症状です。嘔吐は夜間などに突然始まり、一晩中続くため厄介です。

 脱水がひどくならないようにするのがポイントです。ただ、吐き気が強い子どもに一度に大量のジュースを与えては逆効果です。経口補液飲料を10分間ごとに10㏄ずつ飲ませる治療が一般的になってきました。ぐったりして飲む元気もないときは、医療機関を受診してください。

 吐き気止めの座薬を使ったり、点滴したりすることもあります。便にはノロウイルスが大量に含まれており、ウイルスを体の外に出したいため、下痢は止めません。

 患者さんの便や吐物から蒸発したノロウイルスをほんの個吸い込むだけで感染してしまうため、集団感染が起こりやすいです。下痢の間は、保育園や幼稚園、学校をお休みしてください。

(広島市小児科医会 山本恵)
どんぐり小児科
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病院に行くときは(中国新聞12/21(火)掲載)

通院マナー

おばあちゃん娘が仕事に出るようになり、3歳の孫を病院に連れていくこともありそうです。受診の時の注意点を教えてください。

森先生
[広島市小児科医会の森美喜夫先生が答えます。]

 診断は、症状の経過や家庭での状況を聞いて進めます。ですから、子どもの様子を一番よく知っている人が受診に付き添うのが基本です。

 今回の場合は、お母さんにお子さんの症状の経過のメモを書いてもらい、持参してください。伝言のみでは、情報があやふやになりがちです。できるだけ多くの正確な情報が、的確な診断につながります。

 メモのほか、母子手帳、保険証、診察券も忘れずに。他院に受診して使っている薬があれば、その情報も必要です。

 3歳なら、お気に入りのおもちゃや絵本があると待ち時間が楽でしょう。乳児の場合は哺乳瓶、おむつ、着替えを用意しましょう。風邪でせきがひどい時には、マスクを着ける心配りが大切です。

 発疹は、受診時には消えていることがあるので、出たときに携帯電話やデジタルカメラで写真を撮っておくのも1つの方法です。乳児の下痢では便を持参すると、診断に役立ちます。

 診察では口の中を見ますので、診察前には食べ物を与えてはいけません。診察や処置のときに子どもが動くとけがをする危険がありますから、しっかり抑えてください。

(広島市小児科医会 森美喜夫 もり小児科

RSウィルス感染症(中国新聞12/7(火)掲載)

RSウィルス
 
ママ2RSウイルス感染症が、2歳の娘が通っている保育園ではやっています。どんな病気ですか?

 藤江先生
[広島市小児科医会の藤江篤志先生が答えます]

 RSウイルス感染症は、主に冬場に流行する風邪の一つです。ウイルスを持っている人のせきなどの飛沫や、鼻水を触った手などを介してうつります。

 症状が出るまでの期間は5日前後で、大人を含めて生涯に何度も感染します。年齢によって症状が異なるのが特徴です。大人になると鼻かぜぐらいで済みますが、幼児期には発熱、せき、たん、鼻水などインフルエンザと同じような症状になることがあります。

 乳児期には、発熱よりも呼吸困難の方がが目立ちます。「ゼ、ゼ、ゼ、ゼ」とうなるような速い呼吸となり、息苦しいのでおなかがすいてもミルクが飲めなくなり、ひどい場合には入院が必要になることもあります。

 新生児期には無呼吸を起こすこともあります。特に早産児や先天性心疾患、免疫不全の子どもは、重症化することがあり、注意が必要です。
 特効薬はなく、鼻汁吸引などの対症療法や、ひどい呼吸困難のときには入院して酸素投与や輸液をして、1週間前後で回復に向かいます。

 中耳炎を併発することが多いので、熱が長引いたり耳を痛がったりする場合には、耳鼻科の受診をお勧めします。
(広島市小児科医会・藤江篤志 ふじえ小児科
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