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病院に行くときは(中国新聞12/21(火)掲載)

通院マナー

おばあちゃん娘が仕事に出るようになり、3歳の孫を病院に連れていくこともありそうです。受診の時の注意点を教えてください。

森先生
[広島市小児科医会の森美喜夫先生が答えます。]

 診断は、症状の経過や家庭での状況を聞いて進めます。ですから、子どもの様子を一番よく知っている人が受診に付き添うのが基本です。

 今回の場合は、お母さんにお子さんの症状の経過のメモを書いてもらい、持参してください。伝言のみでは、情報があやふやになりがちです。できるだけ多くの正確な情報が、的確な診断につながります。

 メモのほか、母子手帳、保険証、診察券も忘れずに。他院に受診して使っている薬があれば、その情報も必要です。

 3歳なら、お気に入りのおもちゃや絵本があると待ち時間が楽でしょう。乳児の場合は哺乳瓶、おむつ、着替えを用意しましょう。風邪でせきがひどい時には、マスクを着ける心配りが大切です。

 発疹は、受診時には消えていることがあるので、出たときに携帯電話やデジタルカメラで写真を撮っておくのも1つの方法です。乳児の下痢では便を持参すると、診断に役立ちます。

 診察では口の中を見ますので、診察前には食べ物を与えてはいけません。診察や処置のときに子どもが動くとけがをする危険がありますから、しっかり抑えてください。

(広島市小児科医会 森美喜夫 もり小児科
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慢性じんましん(中国新聞12/14(火)掲載)

慢性じんましん
 
ママ18歳の息子は体のあちこちにじんましんができて、3、4カ月続いています。どうしたらいいでしょうか。

有田先生
[広島市小児科医会の有田昌彦先生が答えます。]

 じんましんが1カ月以上続く場合を、慢性じんましんと呼びます。一般にじんましんは食物アレルギーで起こると思われがちですが、食物アレルギーが原因の場合は、食後2時間以内に起こる急性がほとんどです。

 慢性の多くは原因が特定できません。一部にはアレルギーとは関連のない食品成分(鮮度の悪い魚や肉によるもの)、人工色素や保存料などの食品添加物が原因のこともあります。一般に風邪をひく、ストレス、皮膚をかく・圧迫する、長湯、発熱、汗、運動などで出やすくなります。規則正しい生活に努め、鮮度のよい食材を用いた自宅での調理を心掛けましょう。

 治療には抗ヒスタミン薬と呼ばれる内服薬が有効です。ただ、抗ヒスタミン薬には数多くがあり、患者によって有効な薬が異なります。1~2週間試してみて、効果がなければ別の薬に変えてもらいましょう。

 自分に合った薬が見つかり症状が治まっても、すぐに中止すると再発しやすい傾向があります。しばらく継続することが大切です。塗り薬に大きな期待はできません。

 慢性じんましんは治ります。ただ、治るまでに数カ月、場合によっては数年かかることもあります。焦らずに治療しましょう。

(広島市小児科医会・有田昌彦先生 ありた小児科アレルギー科クリニック

RSウィルス感染症(中国新聞12/7(火)掲載)

RSウィルス
 
ママ2RSウイルス感染症が、2歳の娘が通っている保育園ではやっています。どんな病気ですか?

 藤江先生
[広島市小児科医会の藤江篤志先生が答えます]

 RSウイルス感染症は、主に冬場に流行する風邪の一つです。ウイルスを持っている人のせきなどの飛沫や、鼻水を触った手などを介してうつります。

 症状が出るまでの期間は5日前後で、大人を含めて生涯に何度も感染します。年齢によって症状が異なるのが特徴です。大人になると鼻かぜぐらいで済みますが、幼児期には発熱、せき、たん、鼻水などインフルエンザと同じような症状になることがあります。

 乳児期には、発熱よりも呼吸困難の方がが目立ちます。「ゼ、ゼ、ゼ、ゼ」とうなるような速い呼吸となり、息苦しいのでおなかがすいてもミルクが飲めなくなり、ひどい場合には入院が必要になることもあります。

 新生児期には無呼吸を起こすこともあります。特に早産児や先天性心疾患、免疫不全の子どもは、重症化することがあり、注意が必要です。
 特効薬はなく、鼻汁吸引などの対症療法や、ひどい呼吸困難のときには入院して酸素投与や輸液をして、1週間前後で回復に向かいます。

 中耳炎を併発することが多いので、熱が長引いたり耳を痛がったりする場合には、耳鼻科の受診をお勧めします。
(広島市小児科医会・藤江篤志 ふじえ小児科

熱性けいれん(中国新聞11/30(火)掲載)

熱性けいれん

ママ3友人の子どもが熱性けいれんを起こし、大変だったそうです。1歳半の息子が心配です。

 堂面先生[広島市小児科医会の堂面政俊先生が答えます。]

 熱性けいれんは、名前の通り38℃以上の急な発熱により脳細胞がびっくりして、体がピクピクしたりギューと突っ張ったりすることを言います。生後半年~5歳で10人に1人ぐらい起こります。

 わが子がけいれんを起こすのを見たら、さぞかし怖い思いをされるでしょう。しかし、普通見られる数分のけいれんでは死ぬことはなく、脳障害をきたすこともありません。半数以上の子どもは一生に1回きりです。

 もしも、目の前でけいれんを起こしたら、慌てない(まず深呼吸!)、揺さぶったりしない、お子さんが歯を食いしばっていても無理にこじ開けたり、何かを入れたりしないことです。最初は短い間呼吸が止まって顔色が悪くなりますが、襟元を楽にしてあげてください。数十秒もすると呼吸が戻り、顔色が元に戻ります。

 泣いてくれたら、まずけいれんは止まっています。でも、ボーっとしていたり、5分以上けいれんが止まらなければ、救急車で医療機関を受診してください。インフルエンザによる熱性けいれんは、まれですが脳炎・脳症のことがあります。3回以上の熱性けいれんがある場合は、脳波検査を受けることをお勧めします。
(広島市小児科医会・堂面政俊 堂面小児科内科醫院
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