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RSウィルス感染症(中国新聞12/7(火)掲載)

RSウィルス
 
ママ2RSウイルス感染症が、2歳の娘が通っている保育園ではやっています。どんな病気ですか?

 藤江先生
[広島市小児科医会の藤江篤志先生が答えます]

 RSウイルス感染症は、主に冬場に流行する風邪の一つです。ウイルスを持っている人のせきなどの飛沫や、鼻水を触った手などを介してうつります。

 症状が出るまでの期間は5日前後で、大人を含めて生涯に何度も感染します。年齢によって症状が異なるのが特徴です。大人になると鼻かぜぐらいで済みますが、幼児期には発熱、せき、たん、鼻水などインフルエンザと同じような症状になることがあります。

 乳児期には、発熱よりも呼吸困難の方がが目立ちます。「ゼ、ゼ、ゼ、ゼ」とうなるような速い呼吸となり、息苦しいのでおなかがすいてもミルクが飲めなくなり、ひどい場合には入院が必要になることもあります。

 新生児期には無呼吸を起こすこともあります。特に早産児や先天性心疾患、免疫不全の子どもは、重症化することがあり、注意が必要です。
 特効薬はなく、鼻汁吸引などの対症療法や、ひどい呼吸困難のときには入院して酸素投与や輸液をして、1週間前後で回復に向かいます。

 中耳炎を併発することが多いので、熱が長引いたり耳を痛がったりする場合には、耳鼻科の受診をお勧めします。
(広島市小児科医会・藤江篤志 ふじえ小児科

熱性けいれん(中国新聞11/30(火)掲載)

熱性けいれん

ママ3友人の子どもが熱性けいれんを起こし、大変だったそうです。1歳半の息子が心配です。

 堂面先生[広島市小児科医会の堂面政俊先生が答えます。]

 熱性けいれんは、名前の通り38℃以上の急な発熱により脳細胞がびっくりして、体がピクピクしたりギューと突っ張ったりすることを言います。生後半年~5歳で10人に1人ぐらい起こります。

 わが子がけいれんを起こすのを見たら、さぞかし怖い思いをされるでしょう。しかし、普通見られる数分のけいれんでは死ぬことはなく、脳障害をきたすこともありません。半数以上の子どもは一生に1回きりです。

 もしも、目の前でけいれんを起こしたら、慌てない(まず深呼吸!)、揺さぶったりしない、お子さんが歯を食いしばっていても無理にこじ開けたり、何かを入れたりしないことです。最初は短い間呼吸が止まって顔色が悪くなりますが、襟元を楽にしてあげてください。数十秒もすると呼吸が戻り、顔色が元に戻ります。

 泣いてくれたら、まずけいれんは止まっています。でも、ボーっとしていたり、5分以上けいれんが止まらなければ、救急車で医療機関を受診してください。インフルエンザによる熱性けいれんは、まれですが脳炎・脳症のことがあります。3回以上の熱性けいれんがある場合は、脳波検査を受けることをお勧めします。
(広島市小児科医会・堂面政俊 堂面小児科内科醫院

インフルエンザワクチン(中国新聞11/23(火)掲載)

インフルワクチン

ママ36歳の娘は以前、インフルエンザワクチンを接種したのにかかってしまったことがあります。今年も接種した方がいいでしょうか?

dr_yamamoto.jpg[広島市小児科医会の山本恵先生が答えます]

インフルエンザワクチンの第一の目的は、重症化の予防です。かからない(発症しない)効果があるのは接種した人のうちの約7~8割、就学前の幼児では2~3割にとどまります。

 知ってほしいのは、インフルエンザは重症化すると怖い―ということです。厚生労働省のデータ(今年3月末時点)では、昨季の新型インフルエンザの入院患者数は17646人。このうち歳以下が8割強を占めました。9歳未満でみると、急性脳症になった子どもは370人、残念なことに亡くなった子どもは人です。高齢者より子どもで重症化する傾向がありました。

 保護者のみなさん、ワクチンは保護者がわが子に贈ることができるプレゼントなのです。13歳未満の子どもは2回の接種が必要で、接種後1~2週後から効果が表れますが、5か月ほどしか続きません。昨季にインフルエンザにかかった方の免疫も、もう低下しています。重症化を防ぐためには、ぜひ毎年接種をしてください。
(広島市小児科医会 山本恵)
どんぐり小児科

下痢(中国新聞11/16(火)掲載)

下痢


ママ11歳半の娘が下痢で、昨日から水っぽいうんちです。熱はなく、食欲もあります。どのような物を食べさせたらいいですか?

森先生[広島市小児科医会の森美喜夫先生が答えます]
乳幼児はよく下痢をします。原因は、睡眠不足、生活リズムの変化、疲労、食べすぎ、消化の良くない食べ物、ウイルスなどさまざまです。
 機嫌がよく、食欲もあるなら、心配はいりません。オムツかぶれにならないように気を付けて、様子をみてあげましょう。
 一番大切なのは、水分をしっかり取ること。水分を多く取るから水っぽい便になるのではありません。下痢の時は下痢で失われる水分の補充が必要なのです。お茶、イオン水、ジュースなどをあげましょう。湯1㍑に砂糖40㌘と塩3㌘を溶かし、レモン汁を加えた飲み物もいいですよ。
 食べ物は、栄養のことはあまり気にせずに、食べやすいものをあげましょう。食欲があっても、量は控えめに。おかゆや煮込んだうどんが定番ですが、柔らかめのご飯でもOKです。リンゴのすりおろし、豆腐、ベビーせんべい、バナナの裏ごし、イモ、カボチャやニンジンの煮つぶし、白身魚の煮付けなどもどうぞ。分からなくなったら、離乳食を思い出してください。
(広島市小児科医会 森美喜夫)
もり小児科

小児ぜんそく(中国新聞11/9(火)掲載)

ぜんそく

ママ13歳の息子は、風邪をひくと、せきが長引きます。ぜんそくではないかと、心配です。

 有田先生[広島市小児科医会の有田昌彦先生が答えます]

 ぜんそくは、息を吐くときにゼーゼー、ヒューヒューして、息苦しい症状を繰り返す病気です。子どものぜんそくの80%は生後3歳までに発病します。

 多くはせきを伴いますが、せきがあるからといって、ぜんそくとは限りません。また、せきが続くとぜんそくになる、というわけでもありません。

 しかし、発病の前に、特に夜間から早朝にかけてせきが長引いたり、春や秋に決まってせき込んだりすることがあります。元気なでも走るとせき込む場合は、ぜんそくの可能性は高くなります。

 子どものぜんそくは放っておいても治る―というのは誤った認識です。一方、適切な治療をすると、軽症なら7、8割は治る見込みがあります。早期からの長期管理治療が必要です。

 診断は、症状や聴診をもとにしますが、乳幼児の場合は難しいこともあります。家族にぜんそくの人はいないか▽血液検査でアレルギー体質があるか▽乳児期にアトピー性皮膚炎や食物アレルギーがなかったか▽煙や冷たい空気を吸うとせき込むことはないか―などの点を参考にして診断します。

(広島市小児科医会・有田昌彦先生 ありた小児科アレルギー科クリニック
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